第2回「取引相場のない株式の評価に関する有識者会議」配布資料
国税庁は令和8年5月11日、「取引相場のない株式の評価に関する有識者会議」の第2回会議における配布資料を公開しました。
本会議は、非上場株式の相続税・贈与税における評価方法の見直しに向けた検討を進めるものであり、今回の資料では類似業種比準方式をはじめとする現行評価方法に関する複数の論点が示されています。
1. 有識者会議の概要
「取引相場のない株式の評価に関する有識者会議」は、非上場会社の株式評価について、現行の財産評価基本通達に基づく評価方法の妥当性を検証し、必要に応じた見直しを検討するために設置された会議です。相続税・贈与税の課税実務において、取引相場のない株式の評価は長年にわたり重要な論点となっており、経済環境の変化や実務上の課題を踏まえた検討が求められています。
2. 第2回会議で示された主な論点
公開された配布資料によれば、第2回会議では現行の評価方法に関する以下のような論点が取り上げられています。特に類似業種比準方式については、その計算構造の合理性について議論がなされているものと考えられます。また、近年活発化しているM&A実務における取引価額と相続税評価額との乖離、さらには事業承継税制との関係についても検討対象となっている模様です。
- 類似業種比準方式の計算方法の合理性
- M&A実務における評価額との差異
- 事業承継税制における対応の必要性
3. 今後の動向
本有識者会議での検討結果は、将来的な財産評価基本通達の改正につながる可能性があります。非上場株式を保有する経営者や、事業承継を検討している方にとっては、今後の会議の動向を注視する必要があるでしょう。国税庁のウェブサイトでは、会議の配布資料や議事要旨が順次公開される予定ですので、最新情報をご確認ください。
まとめ
国税庁が設置した「取引相場のない株式の評価に関する有識者会議」の第2回配布資料が公開されました。類似業種比準方式の合理性やM&A実務との評価差など、非上場株式の評価方法見直しに向けた重要な論点が示されています。事業承継や自社株評価に関わる方は、今後の議論の行方に注目が必要です。

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